2009-02-15から1日間の記事一覧

小説『117+』(仮)第九話 「2005年1月15日 ―赤羽緋美子―」

なんという浅はかさ。 なんという愚かしい行為。 私のばか。 わからないけど、見た感じ賢そうな人だった。 あのやり取りで、何かを察するなという方に無理がある。 「アオバ全然関係ないですから!」 自分の台詞を思い出すたびに、心臓と胃が痛くなる。 「お…