一日って

すぐやね

日々が

追ってきてる!

日々に

追われがち

にき

また忙しくなってきたよ〜

nikki

nikki〜

にっき

にっき〜

明日の俺は

本当にすごい

小説『117+』(仮)第18話「2005年1月17日 ―花沢慎太郎 対 米村秀彦―」

肩と腕のあたりが、一瞬熱くなる。 何かが衝突した。 一瞬、腕の方に目をやる。 手裏剣? 直径10センチくらいの円盤から突き出ている、四枚の刃物。 その刃のうちの一つが、自分の腕に突き刺さっている。 いつの間に? いや、「いつの間」なのかは分かってい…

小説『117+』(仮)第十七話「2005年1月17日 ―米村秀彦―」

「花沢慎太郎について、調べてきたよ!」 イヤホン越しに福田の声が響く。 「34歳高校教師。ソフト獲得は1989年。91人目。 果実連合、白影教団における所属経験なし!」 「野良か」 「…たぶん、勢力の存在自体知らないんじゃないかな」 そんな気はしていた。…

小説『117+』(仮)第十六話「2005年1月17日 ―赤羽緋美子 対 花沢慎太郎― その2」

自分の言葉に自分の耳を疑った。 「その程度か」? その程度だ。 その程度でいいのだ。 あとはただ殺せばいい。 ヒミコは階段から転げ落ちて、せき込んでいる。 大きなけがはないようだが、立ち直るのには時間がかかる。 間違えた。 ヒミコじゃない。敵だ。 …

小説『117+』(仮)第十五話 「2005年1月17日 ―赤羽緋美子 対 花沢慎太郎―」

角だ。 いや、本当は角なんかじゃない。わかってる。 でも、角だとしか形容できない。 先生の体はおかしなことになっていた。 右腕以外はいつもの先生だ。目が怖いところ以外は。 ただ、右手は完全になくなっており、代わりに雄牛の角みたいなのが右肩の方か…

小説『117+』(仮)第十四話 「2005年1月17日 ―花沢慎太郎―」

あのゲームに出会ったのは、今からちょうど15年前のことだ。 …ああ、目の前にいる赤羽緋美子が生まれて間もないころなんだな。 そんなことを思うと、再び頭が朦朧とする。 やはり俺はこんなことには向いていない。断じて向いていない。 「あなたは本当にゲー…

小説『117+』(仮)第十三話 「2005年」

この物語は、2005年の段階で すでに終了しようとしている。 1988年、とある事件がきっかけで、 謎めいた力を手にした「能力者」たちが大量に出現。 しかも、その能力者たちは、なぜかお互いを排斥しようと殺し合いを始めた。 わからないものには理解しがたい…

日記2009

芝居終わるまでなんも書けねえ。終わったけど、この日はお休みにします。

小説『117+』(仮)第十二話 「2005年1月17日 ―赤羽緋美子―」 

今日は米村先輩が吹奏楽部に遊びに来るらしい。 アオバは急なことで驚いている様子だ。 「だって、そんなの聞いてないよ! 普段は一週間に一回とかだし、昨日の今日で来るなんて聞いてないよう!」 焦るアオバ。私はそれをボーッとみている。 「ちょっとヒミ…

小説『117+』(仮)第十一話 「2005年1月16日 ―米村秀彦―」

赤羽緋美子は、なんだかんだ言って、状況を把握しているのだと思う。 そうとしか考えられない。 「いや、そんなはずはないだろう」 幸本さくらはすぐに米村を否定した。 「彼女は最初の10分程度ゲームに触れて、すぐにやめてしまったとのことだ。 管理人もま…

小説『117+』(仮)第十話 「2005年1月16日 ―赤羽緋美子―」

あまりにも突拍子もない出来事には、もう無視しかない。 アオバが言うには、 あの目つきの悪い大学生は、私の名前を知っていて、 しかも私に興味があるらしい。 「ひょっとしたら米村先輩、ヒミコのこと狙ってるんじゃ」 アオバが呟くので、私は思わず素っ頓…

小説『117+』(仮)第九話 「2005年1月15日 ―赤羽緋美子―」

なんという浅はかさ。 なんという愚かしい行為。 私のばか。 わからないけど、見た感じ賢そうな人だった。 あのやり取りで、何かを察するなという方に無理がある。 「アオバ全然関係ないですから!」 自分の台詞を思い出すたびに、心臓と胃が痛くなる。 「お…

小説『117+』第八話 「2005年1月14日 ―米村秀彦―」

例の女は目の前にいた。 話を聞いた時、特に何かを想像していたつもりはなかったはずだが 実際に目の当たりにすると、やはり、どこか弱々しく、頼りなげに見えてしまう。 つまり、俺は想像してしまっていたのだ。 この女がどんな人物だったのか。 情報を聞い…

小説『117+』(仮)第七話 「2005年1月14日 ―赤羽緋美子―」

そんなイケメンか? いや、確かに顔は整っている。名前は忘れたけど、どっかの韓流スターに似てる。 眼鏡が似合う方じゃなくて、黒髪でワイルドな方。 ただ、顔が険しすぎる。何に怒ってるの?って感じだ。 「ご飯に誘っちゃった!」 今朝はアオバが、私の制…

小説『117+』(仮)第六話 「2005年1月13日 ―赤羽緋美子―」

「どうするかねえ」 フェンスに囲まれた空を見つめながら、隣にいる不良が呟く。 下の方から、グラウンドで走りまわる陸上部の掛け声が聞こえる。 要するに、放課後の屋上だ。 「どうするかねえ、じゃない。こう言うのはあんたの方が経験あるでしょ!」 「知…

小説『117+』(仮)第五話 「2005年1月12日 ―赤羽緋美子―」

結局のところ、耳の錯覚だったんだと思う。 後ろには誰もいなかったし、 そのまま何事もなく授業は始まって、何事もなく終わって、 そのまま帰宅。宿題やって、買ってきた漫画を読んで、 ご飯食べて、お風呂入って、就寝。 そのあと、同じ言葉が何度も耳に響…

小説『117+』(仮)第三話 「2005年1月11日 ―赤羽緋美子―」

世の中には低血圧と呼ばれる人種が存在するようだ。 私にはわからない。 昨日は日付が変わるころにベットに入る。 朝の7時半に起きるつもりで就寝。 次の日は特に何もなかったかのように7時半に目が覚める。 15分単位で調節することもできる。目覚ましも一切…

小説『117+』(仮)第四話 「2005年1月6日 ―寺島真奈美―」

真奈美は、「それ」によって状況がどこまで変わるのかを、脳内でシミュレートしている最中だった。 佐川祐樹は確かにそれなりの相手だった。 しかしながら、『果実連合』の相手ではない。 第三部隊に、真奈美の直轄も加えてエンカウントしたのだ。 これで殺…

小説『117+』(仮)第二話 「2005年1月10日 ―赤羽緋美子―」

10分ほどプレイしてみた。 結論から言うと、よくわからないゲームだった。 電源を入れると、真黒な画面にウィンドウが表示される。 「ゆうき LV31」 これはセーブデータだろうか? ファミコン版のドラゴンクエストⅢにちょっと似ている。 でも、あれはちゃ…

小説『117+』(仮)第一話 「2005年1月9日 ―赤羽緋美子―」

別にゲームがそんなに好きなわけじゃなかった。 所持ハードはファミコンとPS2とDS。PS2の方はそんなにやってない。 DSはメイドインワリオを買ってみた。結構楽しかった。でもそんだけ。 そんな感じのにわかゲームライフ。でも、周囲からはゲームマ…

小説『117+』(仮) プロローグ 「1988年某月某日」

ファミコン黄金時代と呼ばれていたのは1985年。「スーパーマリオブラザース」の大ヒットによって、本体台数は飛躍的に上昇。 「出せば売れる」とまで言われるほどにソフトの需要も増大し、ブームは社会的現象となり ファミコンという言葉がゲームの代名詞と…

はてな市民になりたくて

ブログを開設したよ〜。 面白いことなんか何も書かないから たまたま来ちゃった人は何一つ期待しないでね!