2009-02-11から1日間の記事一覧

小説『117+』(仮)第五話 「2005年1月12日 ―赤羽緋美子―」

結局のところ、耳の錯覚だったんだと思う。 後ろには誰もいなかったし、 そのまま何事もなく授業は始まって、何事もなく終わって、 そのまま帰宅。宿題やって、買ってきた漫画を読んで、 ご飯食べて、お風呂入って、就寝。 そのあと、同じ言葉が何度も耳に響…